突然の雨に我々は追い立てられるようにスタジオの中へはいる
そして一夜明けると、木々の小枝の先や草の葉の水玉から

細く鋭い光が真っ白いスタジオの壁をスクリーンにかえる。
目の前にあるゴロゴロした石の谷川に水たちが行き先を選ばず

大きな流れへと下る。
やがて太陽は容赦なく照りつける・・居場所のない暑さとなる。

そんな息ずかいの中で「山家」は一年を過す。






愛媛の丁度中央に位置するところ南伊予にある。
わが家(山家)は大登山(約333メートル)の中腹
に建ててあり眼下には五十崎の町が広がり、練習日
には夜景を見ながらスタジオ入りする。

メンバーとスタッフ全員は数 キロ内に住んでいる。
現在のグループになって十六年近くずっと共同制作で
ライブをしオリジナル曲を作り続けていている。

このスタジオにはシャンカ以外にも数バンド練習に
来ている、中には六十キロほど離れた松山の北にあ
る北条市、南は八幡浜など大変な音楽好きもいる。

また楽器を下げて訪れて一夜かぎりのセッションも
ある。

大歓迎 !!!

これが南伊予の山人族「山家」のスタジオである。




シャンカのホームページにもどります。


「山家」M 13 頁